こちらも長期的に見た費用と、風雨をしのぐ以外の性能で比較しなければなりません。
代表的な外壁材。
木
木張りの壁は準防火地域なので最初に除外します。
焼杉とかかっこいいと思うんですけどね~。
モルタル
ちょっとお高めですが、強度的には有利かも。
メンテはヒビの補修と塗装。
タイル
モルタル壁の上に貼るので費用的には高い。
塗装は要らず、はがれてきたら補修と言ったところ。
ALC 軽量気泡コンクリート
その名の通り吸水性抜群(笑)その分性能の高い塗装が必要。
シーリングは厚いので長持ち塗装もいいやつなので長持ち。20年でやり替えかな。
サイディングはさらに細分化。
窯業系サイディング
サイディングと言えばこれ、屋根材のスレートと同じセメント系材料。(何でセメントなのに窯業系と呼ぶんだろう)
費用はピンキリ。
シーリングと塗装が必要。
金属系サイディング
今はやりのガルバリウムが主流。
費用は安め。
シーリングと塗装が必要。
木質系サイディング
天然木や集成材をパネル状にしたもののようです。
シーリングと塗装とはがれてきたら一部張り替えなど。
樹脂系サイディング
塩化ビニル系の樹脂製。
なんとメンテなし。
費用的にはタイルとALCが高くそれ以外はモノによる価格差はあるが大差なし。
寿命はALCのみ60年ぐらいであとは30年から40年ぐらい。
メンテナンスは10年程度でシーリングと塗装が必要なものがほとんどで、タイルは剥がれてきたら補修、樹脂系サイディングはノーメンテ。
費用と寿命が普通でメンテナンスが最高の樹脂系サイディングで決まりか・・・。
塩ビが40年も持つのかと思うが、北米では主流だそうで、嘘はなさそうです。
て言うか樹脂サッシも塩ビだと聞くと安心できるかも・・・。
水が染みないのは樹脂と金属だけなので、北の方では使われているようだが愛媛で施工してくれるところがあるのか?
メーカーは日本に一社しかないようで、ゼオン化成株式会社のゼオンサイディング以外は輸入品のようです。ゼオンも日本製か確認してませんが・・・。
なぜこの条件で普及しないのか。
ネットで調べると・・・。
見た目が安っぽい、デザインが悪いから・・・と言う思い込みだと思います、金属系の安っぽさが受け入れられるのに樹脂はダメとはならないと思う。
使っている家が無いかと見て回っているがそうかもと思って近づくと窯業系だったことが何度もあるのでデザイン的には使われています。
現物を見たことが無いので質感に関してはまだ何とも言えませんが・・・。
前例が無い、良く知らないから・・・これはあるでしょうね。
施工方法が独特でネジを締め付けずにフローティングで施工するようです。これをしないと温度差で伸び縮みしたときに膨れたりするようで、クレームが入って嫌になる業者もいるようです。
ネジの寸止めはどうやってするんだろう?
ノーメンテなので後のもうけにならない・・・これが一番かも、塗装や補修のメンテがないとハウスメーカーは使いたがらないでしょうね。
ネットで樹脂系サイディングを推しているのがリフォーム会社ばかりなのはそうゆうことでしょう。
ほかにデメリットになりそうなのは薄いので防火、防音、断熱性能が低いかも・・・。
準防火地域なので調べたらどうやら壁内側から①石膏ボード12.5mm②充填断熱(グラスウール100mm)③構造用合板12mm④石膏ボード12.5mm⑤透湿防水シート(タイベック)⑥塩ビサイディングとしなければならないようです。
石膏ボードが外側に追加されているのでこのデメリットは消えそうですが、費用は上がりそうですね。
防火構造としなければならない部分は2割ほどなのですが防音効果も考えて石膏ボード全面張りの方が良いかもね。
施工可能ならばゼオンサイディングでいきたいと思います。
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